生きるのが辛い人から「死にたい」と言われたらまずその気持ちを受け入れよう

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生きることが苦しく死にたい、と身近な人が洩らしたらあなたはなんと返しますか。

身近な人、それが大切な人であればあるほど「死にたい」という言葉は投げかけられた方も動揺が大きくどうしていいかわからない事でしょう。

返す言葉は正解はないし、人によって状況によって響く言葉というのは違うと思います。

ただ、そんな言葉を投げかけられたとき、「死にたい」という覚悟が大きい人ほど心にとめておいてほしいことがあります。

まずは寄り添うこと

「死にたい」というギリギリの気持ちをあなたに相談するということは、その気持ちをあなたに分かって欲しい、助けてほしい、受け入れてほしいという気持ちが隠れています。

または一人では抱えきれなく自暴自棄になっている可能性もあります。

そんな人を前にしてまずして欲しいことはその気持ちに寄り添うことです。そのひとが今現在どんな気持ちを抱えてるのか心から理解すること、そう努めること。

抱えてるものを半分持つような気持ちで話を聞くことからはじめましょう。

「死んじゃダメだよ」はあなたの意見。

話を聞くうちに「生きていたくない」「死にたい」という言葉をきくとまず、思い浮かぶのは「死ぬことを止めなくては」ということだと思います。

でも、そうしてでた「死んだらダメだよ」「生きていたらいいことがある」「もうすこし頑張ろう」などといった言葉はあなた自身の心配な気持ち、不安な気持ちから出た言葉であることが多いのです。

その人の気持ちをどれだけ受け止められたかにもよりますが、気持ちを理解する間もないうちにこれを言ってしまうと

「なにもわからないくせに」

「もう頑張れない」

「やっぱり誰も理解してくれない」

と相談者はますます追い詰められた気持ちになってしまいます。

 

これは私が最近読んだ自殺防止センターの人の体験が書いてあったかかわり方のまなび方という本のなかで私が共感した部分です。

自殺を覚悟して子供と一緒にたてこもった母親を自殺を止めようと思って説得を続けたところ、より逆上してしまったという話。

代わって説得にあたった一人の女性が「死んでやる!」と叫ぶ母親に向かって

「あなたの決断、尊重申し上げます」

と、伝えたところ

高ぶっていたはずのその母親はその言葉を聞いて

「わかってくらはりますか?」

と、話も受け付けない状態から落ち着きを取り戻していったのです。

 

分かってくれないという孤独感を癒す

 

前述した母親のように「生きているのが辛い、死にたい」という人はその原因に自分という存在を否定された経験や、誰も自分の気持ちをわかってくれない孤独感を抱えている可能性があります。

自分自身も自分のことを認められてないという否定の連続のなかで、救いとなるのは「受容」や「認める」という行為なのです。

話を聞いているうちに自分の経験からのアドバイスやその人の悲観的な見方に一言いいたくなるような場面もあるかもしれませんが、まず第一に考えてほしいのがその人の今の気持ちをまるごと受け止めること、認めることです。

まず今の気持ちを吐き出させ、ありのままのその人を受け容れることでその人自身にも人の言葉を受け容れる心の余白をつくるのです。

心から想う言葉を返す

まず、その人の気持ちを理解し受け入れる、心にたまった感情を流すことができたと思ったときあなたの気持ちを話しましょう。

できればその人対してこうすべきという言葉ではなく「私は…と思う」という自分自身のそのときに感じた本当の気持ちを話しましょう。

傷ついた人というのは人の偽りの感情にも敏感です。

嘘でとりつくろった会話よりも、本音をまっすぐに話してくれることがお互いを尊重した会話へと繋がります。

本当の気持ちというのは人の気持ちに届きます。真摯な態度で向き合うことが大事です。

 

かかわり方に正解はない

人と人とのかかわり方に正解はないと思います。

しかし、かかわり方の中にその人自身がいないような表面的な会話には空虚感、孤独感が生まれます。

尊重し寄り添いながらも、自分自身の言葉を伝えること。

そう心がけることが人と人を繋げる「絆」のような心の支えとなるのだと思っています。

投稿者: わん吉

楽しさと遊び心を大切に。

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