ロストワン型アダルトチルドレンだった私の克服方法

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機能不全家族で育った子供(アダルトチルドレン)のタイプの中で私は明らかにロストワンの特徴を持ってました。

20代の頃はその自分を出せない、本音を話せない性格のせいで生き辛く苦労しましたが今は様々な体験を経て克服したと思ってます。

もし、同じようなロストワン型の人がいたなら、少しでも助けになればと思い書き綴ります。

ロストワン型アダルトチルドレンとは?

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アダルトチルドレンというのは子供が子供らしくありのままでいることをゆるされなかった機能不全家族で育った子供のことを言います。

アダルトチルドレンは機能不全を生き抜くための手段が異なるためタイプ別に分かれます。

  • ヒーロー(優等生タイプ)…優等生や親の期待に応えるため自分を殺して頑張る子供
  • スケープゴート(生け贄タイプ)…家族の問題や感情を自分に集める。自己否定が強い子供
  • ロストワン(いなくなった子供)…存在を消すことにより傷つくことを避ける子供
  • プラケータ、ケアテイカー(世話役)…疲れたり傷ついてる親を慰める子供
  • クラン、ピエロ(道化役)…笑わせることや道化を演じることで平和を保とうとする子供
  • イネイブラー(支え役)…自分の問題を避け兄弟の世話や親のケアをする子供

この中でロストワン(ロストチャイルドとも言う)型の子供の特徴をもう少し詳しく紹介します。

ロストワン型の子供の特徴としては「静かにする」「迷惑をかけない」ことで家族への負担を減らそうとすることです。喧嘩のようなトラブルになるようなことを避け、なにも起きなければ家族への負担を増やさないで済みます。なので、自分の感情は押さえつけ、ひたすら目立たないことを心掛けます。

アダルトチルドレンのタイプの中でも、自己表現を避けるので「存在感が薄い」という印象がロストワンの特徴です。

ロストワンだった私のケース

自己紹介記事でも書いた通り私の家族は父と母と姉、兄、弟の中で育ちました。

父と母は仲が悪く喧嘩ばかりで父の仕事も上手くいってなかったため両親共に余裕がない状況でした。そのため子供の気持ちまで手がまわらなかったのか姉がひきこもり、兄も思春期頃から荒れるようになりました。

私が物心がつく頃は母と父の喧嘩が多く、母が暴力に合わないように隣りで寝るようにしていたのを覚えています。

小学校に上がる頃は兄や姉に問題が見えはじめ、姉はひきこもる形でしたが兄は暴力や暴言が多く家の中はその兄が姉や弟、両親と起こすトラブルによって毎日のように喧嘩が続きました。

そのなかで私は「これ以上喧嘩が多くなったらいけない」「親の負担をこれ以上増やしてはいけない」と心のどこかで思っていました。

なので出来るだけ迷惑をかけないよう喧嘩は絶対せず、あれをやりたい、これが欲しいなどの要求も一切しませんでした。

喧嘩が起こるといつも押入れの中にはいり嵐が過ぎるのをひたすらに待っている、そんな子でした。

ロストワンの症状、生き辛さ

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私自身がロストワンの症状だったと思う自覚症状はこんなものでした。

  • 人前に出ることや目立つことがちょっとしたことでも苦痛でしょうがない。
  • 愛情を示してくれる人に試し行為(連絡をとらないことやあえて避けることで相手の愛情を確かめること)をしてしまう
  • 親密な関係になりそうになると突然恐くなり関係を切ってしまう
  • どう思ってるかなど意見を問われる場所で自分の気持ちを話さなければいけないときに泣いてしまう
  • 責任がある仕事や役割のプレッシャーに耐えられない、避けてしまう
  • 家庭を持つことや、仕事や所有物など普通の人が通っていくことが自分に出来ると思えない
  • 本音や悩みなどの相談や自己開示ができない。
  • 自分からなにかやろうとすることがない。なにかをしなくてはいけないときの後ろ盾がない崖にいるような恐怖感が強い。

このような場面が多々ありました。幼少期から「自分の意志(感情)を消すこと」を優先してきたので自分の気持ちがわからなく、自覚することにも時間がかかりました。それらは

  • 自分の本当の感情(やりたいことや好き、嫌いという感情)がわからない
  • 発言を問われたり見られる、評価されるような場所が耐え難く苦手(仕事や行事での発言など)
  • 人間関係で自分から誘うことや嫌なことを断ることが出来ない

これらはロストワンについて書かれた特徴にも当てはまるものが多くあり、生き辛さを生む負の面とも言えます。

しかしロストワンの特徴にはプラスの面もあります。

  • 一人の時間を愛し安心することができる。
  • 空気を読むことに長けていて少しの情報で全体を察知するような感受性を持っている。
  • 豊かな感受性を持っており、言語よりも芸術(絵画や演劇など)でそれを発揮できることが多い。

私自身も幼い頃から絵を描くことが好きだったり、一人遊び的なものが好きでした。作品に至っては家族ものの映画ばかり観ていました。愛情が描かれたものや一人の人を想う一途さのある映画(好きな作品は「クレイマークレイマー」や「フォレストガンプ」)がとても好きだったのですがその中には「まっすぐに愛されたい」「絆を感じたい」という抑圧された気持ちが隠されていたのかもしれません。

どうやって克服したか

これらのことは私も含め、他の兄弟にも共通してあったように思います。

なので私の兄弟は全員もう家庭を持って子供が一人二人いてもおかしくない年頃でありながら誰も結婚していなかったり仕事でも行き詰り転職を繰り返しています。

恋愛においては私は自分のして欲しいことや嫌なことを伝えられないこと、見捨てられ不安が強いことで自分の気持ちが言えないことで起きるトラブルが多かったです。(そのときの記事はこちら)

ロストワンの特徴として大きく立ちはだかっているのは「自分を表現することや自分の気持ちを伝えることへの恐怖感」があると思います。

私は家庭はもちろん、友人や恋人にも自分の抱えてる悩みや想いを伝えることが出来ませんでした。

克服の決め手になったのは、抱えてた悩みが膨れ上がったときに自分のことを知らない誰かになら話せるかもしれないと聞いてもらえる場所を探して話してみたことでした。(そのときの記事はこちら)

誰に話しても無駄だ、聞いてもらえない、理解してもらえるはずがないと諦めていたところを勇気を出して自分で作った壁を壊して話したこと。

上手く伝えられなかったけれど、それをただ聞いてもらえただけで私にとって大きな変化の一歩になったのです。

ロストワンが自分らしく生きるために。

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ロストワンにとって自分の気持ちを素直にそのまま表現できる場所、聞いてもらえる人を作ることがなにより大切です。

いままで自分の感情や存在を消したり抑えたりしてきたロストワンにとっては一番怖いことでもありますが、それが出来たというだけで大きな自信になります。

なので一番にやってみて欲しいと思うことが信頼できる人や場所を見つけることです。私自身もはじめは周囲の誰にも自分のことを喋ることが出来ませんでしたが個人的にノートに自分の思ってることを書いてみることから始め、悩みを聞いてくれる場所をネットで探し話せたことが大きかったと思ってます。

そこが出来たことで徐々に身近な人にも自分の考えてることや意志を伝えることが出来るようになりました。

同時にロストワン型に限らずアダルトチルドレンは自己肯定感が低い人が多いことが特徴です。

日常的にも「自分には出来ない」「その力がない」と思ってることは多いのではないでしょうか?

なので小さいことでも自分の意志でやったことが少しでも出来たらたくさん自分を褒めてあげてください。

自分に出来る範囲での本当に小さなことからでいいんです。

いつもなら言わないような一言を伝えられたら自分を褒める。日記を一行でも書けたら自分を褒める。

小さなことでも最初の一歩が踏めるかが大きな力へと繋がります。自己肯定感が育つことは人生で何にも代えがたい豊かな人生を送る大切な要素です。

  • 信頼できる人、信頼できる場所を探し、自分のことを話してみる。
  • 自分の気持ちを大切にし、自分の意志でやってみたことする。小さなことでも出来たら褒める。

私の拙い経験ですがこの2つを実践してから以前の自分に比べ断然に生きやすくなったと感じています。

小さなことでも自分の力でやれたことは確実に自分の未来を変えると実感を持って思います。

少しでも役に立ちましたら幸いです。

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投稿者: わん吉

楽しさと遊び心を大切に。

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