気遣いで疲れやすい人は気を使うことが自己防衛の手段になっているから

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彼氏や仕事、家族、友達関係でも好きなのに長く一緒にいるとすぐに疲れてしまう。そんな人は気遣いのし過ぎが原因かもしれません。

ちょっとした気遣いでも、疲れるような気遣いが長く続くと心身が消耗し病気に繋がりかねません。

一度立ち止まって自分の行為を丁寧に見つめなおすことが大事かもしれません。

そもそも何故気遣いをするのか

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気遣いという言葉で思い浮かべるのは「相手のためを思って」とか「思いやり」ですよね。

でも相手のためを思ってしたつもりが、思ったような反応が得られなかったり、相手の反応を気にしすぎて自分が疲れてしまったり。

気遣いをしてるつもりが最終的に精神が消耗するような気持ちになって虚しくなってしまう。

こう感じてる人はその気遣いが相手の為でなく

「自分が傷付かないため」

「自分が常識外れだと思われないため」

「相手を思いやる自分でありたいため」

という自己防衛や欲望からきてるのかもしれません。これでは気遣いも相手を思いやる行為ではなく、自分というものを保つための自分勝手な手段になりかねません。

過剰な気遣いは相手への負担にもなります。今一度、自分が気遣いをしてる場面を思い浮かべてその真意を見ましょう。

5本のバナナ

泉谷閑示さんの著書『「普通がいい」という病』でこんな例え話があります。

バナナに目がない日本人旅行者が、ある貧しい国で旅行をしています。

その国は大変な暑さで、道ばたには物乞いがたくさんいます。中には飢えていて、実に哀れな様子の者もあります。そんなとき彼は、ある飢えた物乞いの姿を目の当たりにして、何か施しをしようと考えました。

彼はちょうど大好物のバナナを五本持っていました。普段の彼は、三本食べると満腹になって満足します。さて、そこで彼は、自分で食べるのは二本で我慢することにして、残りの三本を気の毒な物乞いにあげたのでした。

しかし、この物乞いはバナナが嫌いらしく、一言のお礼も言わず、目の前で「こんなものいらない」と、地べたにバナナを投げ捨てたのでした。

『「普通がいい」という病』p151泉谷閑示 著

これは善意に対しての例ではありますが、投げ捨てられたバナナを見たこの旅行者は物乞いに対してどんな気持ちになるでしょうか。

自分が一本我慢してあげたのに捨てられたら「せっかく3本もあげたのに!恩知らず!」と物乞いを責める気持ちになるでしょう。

でも、自分がちゃんと満足できる3本を食べて満腹になり2本をあげたのなら、どうせ自分にとっては余分なものであったのだからさほど気にすることはなかったでしょう。

過剰な気遣いというものにもここに通じるものがあると思います。

自分が我慢して相手を気遣うというのは思う通りにならなかったとき「せっかくしてあげたのに!」という気持ちがつきまといます。

しかし、自分がちゃんと満足していて、その中で自分の意志としてこの行為をしていたらそれは愛であり、たとえ見返りがなくても関係なくその行為はできるのです。

その気遣いは犠牲か意志か

この話におきかえて考えると、自分がするこの気遣いが喜んでする喜捨にあたるのか、自分を犠牲にして見返りを求める欲望なのかを見ていくことが肝心になります。

良い人であろうとすることで無理に自分を作るということは自分を偽ることにも繋がり生き辛さを生みます。

良い自分でありたい、嫌われたくないという恐れの気持ちから無理をして気遣いをするのではなく「自分が心からそうしたいと思ったからそれをした」と言えること。

自分の心からの意志でやる気遣いには心がこめられており、見返りを求めない、とても清々しい気持ち良さがあります。

日常を丁寧にみていくこと

自己犠牲的に気遣いをしてしまう人は相手のことを思ってのことなのに、なんだか疲れてしまうと感じてる人が多いです。

でも、それが自分が嫌われないように、認められるようにしているのだとしたら自分自身の「恐れ」のための行為になっているということです。

そのような行為を生む原因としてその人自身が、素のままの自分では愛されない、必要とされたいといったような「自己肯定感の欠如」を持っている可能性があります。

もし、自分が過剰な、恐れの気持ちから気遣いをしそうになったら一度立ち止まり

「この気遣いは恐れや欲望からか、自分の意志か」

ということを自分に尋ねること。

その上で、相手と自分を対等に大事に出来る選択をしていくことです。

見返りを求めない喜びからの気遣いや、自分も相手も大事にしたお互いの気持ちを尊重した気遣いは豊かな関係を生みます。

自分の心から自然に溢れ出る行為は、心と身体が一致した気持ちの良い行為で叶えることで自分への信頼へも繋がります。

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投稿者: わん吉

楽しさと遊び心を大切に。

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